はなぶさんのめもちょー

すーがくとかいろいろ

せきゅーん杯 感想など(後編)

こんにちは、はなぶさんです。

せきゅーんはいのきじ、いよいよさいごです。

 

みなさまこんにちは。

せきゅーん杯感想の後編です。

今回は決勝戦のお話と運営してみての感想を書こうと思います。

 

前編の記事はこちら

mathingnow.hatenablog.com

 

中編の記事はこちら

mathingnow.hatenablog.com

勝戦

勝てば素数王の称号を手にする決勝戦はマモさんとカステラさんの対戦になります。

お二人とも素数大富豪が一番熱い地、北海道ご出身ということなのでレベルの高い試合が見れそうです。

 

1ゲーム目

1ゲーム目はマモさんの先手番。

30秒ほど考えたところで 246689 の6枚出しで様子を見ます。

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続いてカステラさんのターン。

手番がコールされた瞬間すぐにカードを出しました。

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まさかの6枚10桁 QA3KKK [1213131313] 。

出された途端、会場が騒然となりました(笑)

確かにクイーン1枚とキング4枚で出せる比較的覚えやすい(?)素数ですが、決勝でなかなか出せるものではないですね…

マモさんは1枚ドローをしてパス。再びカステラさんの手番になります。

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次のターン、 XTTXA (X1枚目 = 4, X2枚目 = 1)[4101011] を出してカステラさんは上がり。あっという間の勝利でした。

素数判定員をしていたせきゅーんさんも「え、終わったんですか!?」と驚きの表情をされていました。

これだけ早く終わるのも驚くのですが、カステラさんは10, 絵札, ジョーカーは初期手札11枚中8枚持っていたことになります。なんという強運の持ち主なのだ…

会場全体が笑いに包まれつつ勝負は2ゲーム目に突入します。

 

2ゲーム目

カステラさん先手番の2ゲーム目。

1枚ドローした後に 94613 の5枚出し。マモさんの手番に移ります。 

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マモさんは 98855 を出して手札を補充する戦略をとりました。

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場が流れ、カステラさんのターン。カードを1枚ドローし、しばらく考えたあと XTQ9J (X = 13) [131012911] を出して勝負にいきました。これも9~13のカードを並び替えたものなので分かりやすいですね。

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マモさんはカードを1枚ドローしてパスを選択。 

場が流れてカステラさんのターン。 523 を出して上がり。2ゲーム目もカステラさんが勝利し、カステラさんが見事素数王の称号を手にしました!カステラさんおめでとうございます!!

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(ウイニングプライムは ゴツ美 [523])

 

勝戦の数譜

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表彰式

表彰式では成績上位の方に賞状をお渡ししました。

入賞おめでとうございます!!

 

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【第3位】鰺坂もっちょさん

 

 

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【第3位】キグロさん

 

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【準優勝】マモさん

 

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素数王(優勝)】カステラさん

 

 

せきゅーん杯を終えて

まずは、せきゅーん杯を終えてホッとしているというのが正直な感想です。今回、せきゅーん杯を開催するにあたり、素数大富豪考案者兼、実行委員長でもありますせきゅーんさんには主催側としてお声いただき、打ち合わせや会場の手配など色々とお手伝いいただきありがとうございました *1

三重積さん、狡猾な狐さには素数判定員としてお手伝いいただきました。ほどんど素数判定員をやりっぱなしといった少々ハードなスケジュールでしたが、スムーズな大会運営していただきありがとうございました。

そして、大会に参加してくださった皆さんには、大会を盛り上げていただき本当にありがとうございました。少しルールの詰め込みが甘かったため、ご迷惑をおかけしたところがあったかもしれませんが、皆さんに楽しんでいただけたなら本当に幸いです。

第2回せきゅーん杯の開催予定は現在のところ未定ですが、予定が合えば是非開催したいです。また、自分で開催してみたいという声がありましたら是非お手伝いさせていただきます!

 

これにてせきゅーん杯の記事は以上となります。

また次の数学・素数大富豪イベントでお会いしましょう!

 

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きょうはこのへんで。

*1:打ち合わせ後せきゅーんさんと2人で飲みに行くことができるとは夢にも思わなかったです

せきゅーん杯 感想など(中編)

こんにちは、はなぶさんです。

ぜんぺんからのつづきです。

 

みなさまこんにちは。

4月に書いたせきゅーん杯の感想の中編です。

当初は後編でしたが思ったより記事が長くなりそうなので3部構成にしました。

中編は決勝トーナメントからのお話になります。

 

前編の記事はこちら

mathingnow.hatenablog.com

 

決勝トーナメント

なんとか予選リーグが終わりいよいよ決勝トーナメントです。

各リーグから上位2名ずつ、8人でのトーナメントになります。

決勝トーナメントの組み合わせはこちら。

 

 

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準々決勝

準々決勝の4試合は各自のテーブルで行い、私のテーブルではAリーグ1位のもりしーMATH POWER杯とDリーグ2位のカステラさんの試合の素数判定員をしていました。

判定員をしていた感想なんですが、予選よりレベルが高くもう異次元の戦いでした。

さきほどとは違い、が5枚出しが出ても全然驚きもしない、もうなんなんだこの人たちは…って感じです。

 

激闘の結果、カステラさんが勝利しました。そのほかのテーブルも予選リーグ2位だった方が全員準決勝に進むという結果になりました。

 

準決勝

準決勝からはテーブルを真ん中に移動させて1試合ごとに試合を行いました。

ベスト4に勝ち上がったのはカステラさん、鰺坂もっちょさん、キグロさん、マモさんの4名です。

鰺坂もっちょさんやキグロさんはMATH POWER杯で上位入賞していますし、カステラさんやマモさんは定期的に素数大富豪のイベントが行われている北海道出身ということでとてもレベルの高い試合が見れそうです!

 

ちなみに真ん中のテーブルの外側にはトランプを並べて試合の状況を見ながら研究されてる方もいらっしゃいました。

 

準決勝第1試合 鰺坂もっちょ vs カステラ

準決勝第1試合は鰺坂もっちょさんろカステラさんの試合です。

1ゲーム目は着実に枚数を減らした鰺坂もっちょさんが勝利し、2ゲーム目は鰺坂もっちょさんが出したQTK [121013]を見事にKKJ [131311]で返し、カウンターを決めたカステラさんが勝利しました。

 

そして勝負は第3ゲームへ…

第3ゲームの1ターン目は鰺坂もっちょさんの手番から。いきなり7枚出しで勝負を仕掛けます。

 

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TT64923 [101064923]は残念ながら合成数。ペナルティで7枚カードを引くことになりました。一見すると不利なように見えますが、手札が悪かった時はあえてカードを増やすことで出すカードの選択肢を増やす戦略です。また、出したカードがたまたま素数だった場合は相手に返されることも少ないので良い戦略だと思います。鰺坂もっちょさん以外にもこの戦略を使っていた方が結構いました。

2ターン目、カステラさんの手番。89を出して鰺坂もっちょさんの出方をうかがいます。もっちょさんはT9 [139]を出してカステラさんのターン。ここでカステラさんはKQ  = 2^5 *4A [1312 = 2^5*41]の合成数出しを決めて一気に勝負をつけにいきます。

 

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KQを返すには KK = K * TA [1313 = 13 * 101]でしか返せないので鰺坂もっちょさんはパス。この時点で鰺坂もっちょさん17枚、カステラさん4枚となりました。

そしてカステラさん手番の3ターン目、6Q8X (X=13) [612813]を出して勝負を決めます。しかし、この数がまさかの合成数でした。調べてみると6Q8◯となる素数は6Q83 [61283] か6Q8J [612811] でした。似たような数字だったので混乱してしまったのでしょうか?

 

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4ターン目は3枚出しでお互いカードを出し合い、カステラさんがQ55 [1255]でペナルティを受けてカードを引き場が流れます。この時点で鰺坂もっちょさん12枚、カステラさん10枚となりました。

 

5ターン目、持ち時間が30秒を切り少し焦りが見えた鰺坂もっちょさん。6427を場に出しました。それに対してカステラさんは8553と返します。鰺坂もっちょさんは残り時間が少ない中、ここで9XTJ (X=13) [9131011]を出して勝負を仕掛けます。

 

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しかし、カステラさんはQQXJ (X=12) [12121211]を場に出してカウンター。鰺坂もっちょさんも「あ〜(返すカードが)あるのか」と悔しそうな表情。鰺坂もっちょさんは止むを得ずパスします。

 

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そして次のターンカステラさんが42A [421]を出して勝負あり。準決勝第1試合はカステラさんが勝利しました。

準決勝第1試合は第3ゲームまでもつれる接戦でした。お互いの手の読み合い、カードを引いたり出したりするタイミングなどベスト4の試合としてはふさわしい試合だったと思います。鰺坂もっちょさん、カステラさん、お疲れ様でした。

数譜

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準決勝第2試合 キグロ vs マモ

準決勝第2試合はキグロさんとマモさんの試合です。

第1ゲームはキグロさんが3469, KXQJ (X=10) [13101211]とテンポよく手札を減らし、残り3枚、一方マモさんはペナルティーで枚数を重ね16枚という状況で3ターン目を迎えました。

3ターン目キグロさんの手番。ここで決めきれるかと思いきや手札が悪かったのか、2を出して相手の出方をうかがいます。それに対してマモさんはK [13]を出して、キグロさんはドローした後パスし場が流れ、4ターン目はマモさんの手番からになります。

この時点でキグロさん3枚マモさん16枚となりました。枚数だけ見るとキグロさんが有利なように見えますが、マモさんが5枚以上場に出すとキグロさんはドローを含めて4枚しかカードがないためパスするしかなく、マモさんに手番が回ります。そして、マモさんは16枚もカードがあるため、5枚出し以上を簡単に出すことができるでしょう。以上の状況からマモさんが少し優位な状況に立ったと言えます。

4ターン目、マモさんは8624TQA [862410121] *1を出して一気に枚数を減らします。7枚出しのためキグロさんはカードを出せず、ドローしてパスをしました。

 

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5ターン目、マモさんが勝負に出ます。557と出し、キグロさんの出方をうかがいます。キグロさんの出したカードは743。すかさずマモさんはKTJ [131011]を出しカウンターを決めました。

 

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おそらくですが2ターン目に KXQJ (X=10) [13101211]を出したため絵札(T,J,Q,K,X)が手札にあまり無いと判断した結果だと思います。

KTJ [131011]に対し、キグロさんはパスし、次のターンで8627を出したマモさんが1ゲーム目を勝利しました。

 

2ゲーム目はマモさん手番でスタートです。先ほどの鰺坂もっちょさんと同じように初手にA256887 [1256887]を出して手札を増やす戦略に出ました。ここでA256887 [1256887]が素数だったため、いきなり勝負がつきそうな状態となってしまいました!素数だと判定された瞬間、会場は驚きと笑いで包まれていました(笑)

 

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キグロさんも233466K [233466K]を出して反撃を試みますがあえなく合成数でした。そして次のターンにマモさんがT4T7 [104107]を出し、あっという間に第2ゲームが終わってしまいました。第2ゲームにマモさんが使った時間はたったの6秒でした…

 

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 というわけで準決勝第2試合は2ゲーム連取したマモさんの勝利となりました。

準決勝第1試合と同様にレベルの高い試合となりました。試合はマモさんの2連勝で決まりましたがとても濃い内容だったと思います。キグロさん、マモさん、お疲れ様でした。

数譜

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勝戦

いよいよ決勝戦です!…と言いたいところですが今回はここまで。

はじめにも書きましたが思ったより記事が長くなってしまったので決勝戦の様子は次回にしたいと思います。

いよいよ次回で素数王が決まります!お楽しみに。

 

 

きょうはこのへんで。

*1:この8624TQAは覚えにくそうですが2468TQA [246810121]の上位互換なので覚えておくといいと思います。

せきゅーん杯 感想など(前編)

 

こんにちは、はなぶさんです。

せきゅーんはい、おつかれさまでした。

 

みなさま、お久しぶりです。

1月14日に素数大富豪のタイトル戦であるせきゅーん杯を開催させていただきました。

本日はせきゅーん杯の大会の様子や自分が準備してきたことなどなど、いろいろと書きたいと思います。

投稿がものすごく遅くなって大変申し訳ありません…

 

大会運営のお誘い〜大会前まで

2017年の11月初旬に素数大富豪の考案者であるせきゅーんさんから素数大富豪大会のお話をいただき、開催日時やルールなどの打ち合わせをしました。

当初は東京*1と札幌で開催する予定だったのですが、お互いの用事が合わないということもあり札幌杯は断念することになりました…*2

今回のせきゅーん杯では「持ち時間」や「場に出せる枚数の制限」など MATH POWER杯とはすこし違ったルールで大会を行いました。

せきゅーん杯の詳しいルールは以下のリンクに載せています。

 

integers.hatenablog.com

 

打ち合わせをした後は、会場の確保や大会の告知、備品の準備などしていました。大会の参加者は当初予定していた16名の枠が埋まり、さらに見学していただいた方もいらっしゃいました。

 

(大会前日には首から下げる名札をつくってました)

 

大会当日 

さて、大会当日になり参加者もそろったところで大会スタートです。

素数判定員として、せきゅーんさんと僕に加えて、狡猾な狐さんと三重積さんにお手伝いいただきました。お手伝いいただきありがとうございました m(_ _)m

 

今回の大会は4人総当たりの【予選リーグ】を行い、その中の上位2人が【決勝トーナメント】に進出するといった流れになっています。

 

開会式後のくじの結果、予選リーグの組み合わせは以下の通りになりました。

 

Aリーグ

 もりしーMATH POWER杯 辻順平さん マモさん ゆぅくりっどさん

Bリーグ

 キグロさん nishimura@icqk3さん ふみ川まうりさん 貧乏神博士さん

・Cリーグ

 鰺坂もっちょさん tatyamさん OTTYさん ひらうーさん

・Dリーグ

 みうらさん カステラさん コロちゃんぬさん ONEWANさん

 

いままでのMATH POWER杯で入賞された方や皆さんがお世話になっているWeb版素数大富豪の開発者、素数大富豪を普段から研究している方など素数大富豪を愛してやまない皆さんに参加していただきました!

 

素数大富豪TOP

(Web版素数大富豪、個人的にすごくお世話になっています)

予選リーグ

私はAリーグ素数判定員をしていましたのでAリーグのことについてお話しします。

Aリーグはどの対戦も4枚出し以上のレベルの高い試合でした…

自分は2016年のMathPower杯のときから素数大富豪をやっているのですがここまで素数大富豪のレベルが上がっているとは思わず、「それ素数なんだぁ…」と心の中で勉強しながら素数判定をしていました(笑)

予選リーグが終わらない…

各リーグで予選リーグが終わりこれから決勝トーナメントだ…と思ったんですがBリーグでキグロさん、ふみ川まうりさん、貧乏神博士さん3人の勝率が同じという結果に。

(nishimura@icqk3さんはリーグ1位で勝ち上がり)

加えて得失ゲーム差も一緒になったのでまさかのプレーオフになりました。

プレーオフは1ゲーム勝負の総当たりで順位を決めることになったのですがこれも全員の勝率が同じに…

一応、こうなった時の場合も想定していたのですがまさかそんなことはないだろうと思ってたので、この時はものすごく焦りました笑

少しルールの作り込みが甘かったですね…

 

素数判定員の皆さんで協議した結果、3人で勝負をすることになりました。

その場の会場にいた全員が試合を見つめていて、まるで決勝戦のような雰囲気に包まれました。

 

さて、決勝トーナメント進出決定戦ですが誰が勝ってもおかしくない大接戦でした。 

特に5枚出しが次々に出てきた場面があって、会場にいた全員が驚きと笑いに包まれていました。

 

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(15641 → 1310611 → 412111211 と5枚出しが3連続で出た場面)

 

激闘の末、キグロさんが1番に上がり見事決勝トーナメントに進みました!

これでようやく予選リーグが終了し、次は決勝トーナメントです。 

 

続きは後編へ…

前編はここまでにしたいと思います。

後編は決勝トーナメントからの大会の様子を書きますのでお楽しみに!

 

 

 きょうはこのへんで。

*1:今回のせきゅーん杯

*2:いつか札幌でも大会をしたいなぁ

形や模様で覚える素数大富豪

この記事は 素数大富豪 Advent Calendar 2017 - Adventar の18日目の記事です。

昨日はキグロさんの素数大富豪におけるチーム戦の可能性でした。

 

 

こんにちは、はなぶさんです。

そすーだいふごーたのしんでいますか? 

 

私が素数大富豪を始めたのが去年の10月に開催されたMATH POWER 2016の素数大富豪大会でした。スタッフの方にルールを教えてもらい実際に遊んでみるとめちゃくちゃ面白くて、合成数出しを成功した時の快感*1や賭けで出した数が素数*2だった時の喜びは今でも忘れることはありません。

さて、そんな素数大富豪にはどハマりした私ですが始めた頃はなかなか素数が覚えられませんでした。2枚出しは覚えたけど3枚以上出されると分からない。なにか素数の覚えられるいい方法はないかと思い、自分なりに考えたのがタイトルにもなっている「形や模様で覚える」といった方法になります。  

今日は形や模様の作り方と見つけたものをご紹介したいと思います。

作り方

まず、模様を作るためにこんな表を使います。

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 この表の左の列に何か数字を入れて、その数と一列目にある1, 3, 7, 9をくっつけて数の表を作ります。例えば左の列に22, 44, 66, 88を入れるとこんな感じになります。

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そしてできた数の表をみて素数の部分に色を塗ります。

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色を塗った数の表をみると443を除くとかぎかっこ(「」)を縦にしたような形が出てきました。え、かぎかっこには見えない?そんなことはないさ。

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このように

  1. 左の列に覚えやすい数字の列を入れて数の表を作る
  2. 素数の部分に色を塗る
  3. 都合のいいように色を取り除いて形や模様をつくる 

 といった流れで形や模様を作ります。3つめの「都合のように色を取り除く」というのは少しずるい気もしますが「効率よくなるべく多くの素数を覚える」といったことを目的としているのであんまり気にしない方向でいきたいと思います。

見つけた形や模様

ここからは見つけた模様をいくつかご紹介します。

同一桁偶数3枚型 ・・・ギザギザ

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こんくらいなら普通に覚えてもいいのでは?って気もします。

 

連続偶数3枚型 ・・・ 逆アルファ

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一桁の偶数(2, 4, 6, 8)を降順に3枚並べるとこのような形になります。これは偶数を大量に消費できるので割と使っています。

 

Q + (2 ,3, 8, 9) 型 ・・・ 一松模様

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2, 3, 8, 9といえば2枚出しでJと一緒に使える数ですよね。Qを先頭にして組み合わせると一松模様ができます。

さらにQと2,3,8,9を並び替えてできる素数を違う色で塗ると対称的な模様ができます。

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というわけで模様で覚える素数大富豪でした。今回使ったこの表の1行目にある数字は1, 3, 7, 9のみでしたがJ, Kをつけて表を作っても全然問題ないです。また面白い模様が見つかったらこのブログに載せたいと思います。

皆さんも面白い形や模様を見つけてみてくださいね。

明日の素数大富豪アドベントカレンダーはもりしーさんの「1発上がりのロマンを求めて/素数大富豪との出会いと今、そしてこれから」です。お楽しみに!

 

 

きょーはこのへんで。

 

 

*1:その時出したのは、2*2*5*5=TX; X=0

*2:563。今では一番好きな素数です

はじめまして

みなさんこんにちは,はなぶさんです。

 

おそらくこのブログを見ている人たちは一度お会いしたことがある人だと思いますが一応自己紹介をしておくと、数学が好きな情報系の大学院生です。

 

この度、ブログというものを初めてみました。

以前からいろんな人に「ブログは書かないの?」と言われいまして、ちょうど素数大富豪 Advent Calender 2017 の12/18日の記事を書くことになったので、それに合わせてブログを始めたって感じです。

 

adventar.org

 素数大富豪の記事を書いた後は何にも考えてなくて、とりあえず素数大富豪の話や数学の話(ネタが見つかれば)について書いていこうと思っています。

 というわけでこれからよろしくお願いしますm(_ _)m

 

きょうはこのへんで。